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思い道理にならないと怒る子供へ、親のNGな対応3選とは?
思い道理にならないと怒る子供は、自分の気持がうまくコントロールできていないのかもしれません。
子供が苦しんでいる姿を見るのは本当につらいこと、できることならすぐにやめてほしくて、つい強い口調になってしまうこともありますよね。
ただ、思い通りにいかないとすぐキレる子供は、感情のコントロールが苦手という特性があるのかもしれません。
そんなタイプのお子さんに絶対にやってはいけない、やると状況が悪くなっていく対応が、親も怒るということです。
怒りっぽい子供に親も怒ったり、攻撃的な対応をすると、もっと怒りっぽくなりひどくなることが多いものなのです、だからなるべく怒らず、子供のちょっといいことからたくさん褒めて、穏やかな親子関係を心掛けましょう。
思い道理にならないと怒る子供 感情をコントロールできていない
思い道理にならないと怒る子供は 、自分の感情をコントロールできないので、思い通りにならないと泣く、叫ぶ、叩く、怒るなどの方法で気持ちを表現することがあります。
日常生活の中でも、お菓子を買ってもらえないお子さまが寝転び、大声で泣いている光景を見たことがあるのではないでしょうか。
また、就学する頃になると、お友達などに自分の考え方ややり方を押し付けることや、また、混乱していると叩き続けることやずっと泣き止まないなど、さまざまな感情が強く出ること見られるかもしれません。
思い道理にならないと怒る子供 感情のコントロールがうまくできなくなる原因は?
3~5歳くらいのお子さまが感情のコントロールができなくなる原因について考えていきましょう。
保護者が忙しい、気持ちに余裕がない、ゲームや携帯にばかり夢中になっているなど、保護者がお子さまに関心がなく、自分の気持ちを優先してしまっている時、子供はどう感じるでしょうか。
子供は保護者の気持ちが自分に向かっていないことを感じ、「もっと構ってほしい」という思いから泣く、怒る、叩くなどという方法で保護者を求めるでしょう。
それでも受け入れてもらえないことが続くと、満足感が得られない状態になりますので、感情のコントロールができなくなってしまいます。
また、保護者から厳しいしつけをされ、否定的な言葉をかけられ続けたお子さまは、自分が認められた経験がほとんどありません。
そのため、満たされない思いから感情をうまくコントロールできなくなってしまいます。
このように自己肯定感が低くなることで、自分の気持ちや考えに自信が持てなくなり、それをうまく相手に伝えることができず、イライラしてしまうということもあるでしょう。
言葉を話すことが未熟な時に、自分の感情がうまく伝えられず、さらに保護者がそれをくみ取れないと、意思の疎通が図れないことがあります。
このようなことが続くと、気持ちを理解してもらえないことで、感情のコントロールが難しくなってしまうこともあるでしょう。
感情が爆発し抑制できない子どもにはどうしたらいい?
感情が爆発してしまい、自分でその気持ちをコントロールできないお子さまにはどう対処していけばいいのでしょうか?
まずは落ち着くのを待つ
子供が混乱している時は、ギュッと抱きしめて落ち着くのを待ってあげましょう。スキンシップをとることによって、お子さまの乱れた感情は落ち着くようになります。
また、混乱している時に触れられることを嫌がるお子さまもいます。その場合は「あなたのことを考えているよ」という気持ちを持ちつつ、少し離れて見守るようにするなど、そのお子さまに合わせた関わりをするとよいでしょう。
感情のもつれを一緒に解いてあげる
混乱している時、子供は自分自身の気持ちが理解できなくなっています。少しずつ落ち着いてきたら、子供自身と気持ちの確認してあげてください。
質問は首を縦に振る、横に振るだけでも答えが出せるように「○○でさびしかったの?」など想像しながらていねいに質問し、なぜ感情が爆発してしまったのか、子供自身の気持ちを言葉で代弁してあげ、次からは子供本人が、「○○したい」と気持ちを言葉にでき伝えることが出来れば、怒る必要はなくなり、怒ることも少なくなっていくでしょう。
気持ちに共感して寄り添ってあげる
子供の気持ちに共感し、寄り添ってあげることも大切です。
「いやだったんだね」「さびしかったんだね」と気持ちを理解してあげましょう。こうすることで、保護者に理解してもらえたという安心感を得ることができます。
正しい方向性を示してあげる
お子さまの気持ちを受けとめた後には、きちんと正しい方向に導いてあげるアドバイスをしましょう。
例えば、間違っていることや、思い通りにはいかないこともあるということをきちんとお子さまに伝えます。
この時、一方的に叱ったりせず、お子さまの気持ちを認めながらも、理由を説明し、納得できるように話をすることがポイントです。
でも親子が怒ったままの気まずい状況を長引かせるのは、良くないことです。
とくに小さいうちには気をそらせる、代替案を提案してみるなど、さまざまな方法で、その時の状況をみながら、上手に関わってあげましょう。
これだけはやめて!NGな対処法
・子どもの感情の爆発に、保護者も感情的に叱る
子供の感情の爆発に保護者も感情的に叱ることで、お子さまは自分が否定されたという気持ちになります。
叱られた恐怖心は、その後保護者に嫌われたくないという不安感を抱くきっかけになり、自分の意見を主張することができなくなってしまうでしょう。
結果的に自己肯定感が低くなってしまうことがあります。
また、「感情的に怒ってもいいんだ」とお子さまが感じ、それを真似してしまうこともあるかもしれません。
こういった悪循環が生まれ、ますますお子さまの感情の起伏が激しくなってしまうことがありますので、お子さまの前で感情的に叱るのは極力控えるよう気を付けることが大切です。
無視する
苛立った感情を静めるためにお子さまの主張を無視することはやめて、しっかりと受け止めてあげましょう。
子供が感情的になってしまうのは「自分のことをわかってほしい」「もっと構ってほしい」ということが多いです。
そういった気持ちがことごとく無視されてしまうと、受け入れられない悲しさで感情を抑制し、自己肯定感が低いまま成長してしまうことになるでしょう。
子どもの要求を丸のみする
感情をぶつけられることが面倒になってしまい、その場をはやく切り抜けたいという気持ちから何でもお子さまの要求を丸のみしてしまうのはやめましょう。
怒りや悲しみなど、感情表現をすることで要求がすべて通ると学習してしまい、余計に感情の爆発がエスカレートしてしまうことがあります。
子供がより怒るようになり、親子がギスギスしたらしてほしいこと
子供が出来ないことに目が行き、注意が厳しくなっていませんか?出来ないことはさておき、子供のできている行動に注目し、できていることを指摘し続けましょう。
子供との関係がギスギスするのは、ママが子供への注意が多くなっていき、子供がママも声に聞く耳を持っていないからかもしれません、これってママも悲しいですし、子供も悲しいのです。
もっと子供を「認める(承認)」しましょう。
「認める」の意味は「見て、留める」、英語では「アクノレッジメント(Acknowledgement)」といい、「そこにいることに気づく」ということが語源です。そう存在するだけで、花丸という考えがあるのです。
子育ては中には、大変なことがありますが、子供という存在は、喜びをともにできる仲間がいる、嬉しい事実ではないでしょうか?この気持ちを忘れずに、言葉にして掛けてあげてほしいのです。
「元気にお返事出来てるね」「朝しっかり起きたね」「今日も素敵な笑顔ね」「一緒に居れてしあわせよ」
「お絵描きに集中していたね」なんでも褒めていいので、注意よりも多くの数となるように意識してみてください。これを2~3週間続けると子供がママの話に耳を傾けるようになっていきますよ。
すると、注意にも聞く耳が出来て、直っていったりするものだから、不思議なものですよ。
まとめ
子供が突然怒り出したり、泣き出したりすると、理由が分からず、つい感情的に怒ってしまい後悔したという経験のあるママも多いのではないでしょうか。私も心当たりが多くあります。
子供が感情を爆発させる時には必ず理由があります。まずは、なぜそのような気持ちになったのかを落ち着かせてから、聞いてあげましょう。
また、普段から子供ときちんと関わることで、子供の考えや、気持ちを理解し、子供が感じていることの理解を深めて、イライラしてしまった時でも感情的に怒らず、極力落ち着いた声で話しかけるように心がけましていきましょうね。